今ごろそんなアニメにハマるなよ!その2

えーっと、今フジテレビTWOで放送中の「ぼくらの」です。自分はアニメの途中(キリエ編)から入ったんですけど、原作が気になってマンガを借りて見て、アニメ版も最初からレンタルして観るようになってハマった感じですね。
アニメ版に関しては、原作を全部読んじゃってるので、んーもうどうしようもないなーって感じで続きを観てるんですけど、まぁ仕方ないかなぁって気もしました。アニメ版は完全に原作が終わってから始まったわけじゃない(ですよね?)んで、途中からほぼ完全オリジナルになっちゃってますよね。しかも悪い方向に向っていってるのが非常に残念だなぁ、と。厳しい言い方すると、このアニメでよかったのってOP&EDだけじゃね?って思ったり。いや、ホントに。「アンインストール」「Little Bird」「Vermillion」はホントいい曲で、原作をキチンと読んで消化してないと絶対この歌は書けないと思いました。

ぼくらのofficial book (IKKI COMIX スペシャル)

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※鬼頭さんと、石川智晶さんの対談だけでとりあえず満足しましたw


んでまぁ悪いところを挙げるとキリがないんですけど、監督が悪い方向に暴走しちゃったのかなぁって気もします。アニメ版『ぼくらの』ブログ問題ってのも、当時関わってた訳ではないのでなんとも言えないんですけど、監督は監督なりの思いがあるし、その中で原作をどう扱うか、ってことでいろいろ考えた末の結果なのかなぁって気がしました。
あと自分が気になるスゴい残念な部分があって、それは作画ですね。鬼頭さんの絵って割とふつーっぽい日本人顔を書かれますよね。ふつーっぽいっていうのはちょっと言い方変かな、すごく普通なんだけど独特の繊細なタッチで書かれてるってところ。これを表現するのって凄く難しいんですよね、たぶん。んでアニメにすると、それがどうしても安っぽい(失礼)絵に見えてしまう。たぶん相当煮詰めないと、いい絵に仕上がらないと思うんですよね。
まぁアニメって当然絵だけに拘れるってワケにもいかないし、それぞれいろんな作業があって成り立ってるワケなんですけど、監督が伝えたかったことってなんだったのかなぁ、と。「『なぜ子供たちが死ぬのか』という最大の謎を自分たちなりの解釈をすることから逃げることはありません」ってのはある意味正しいようにも聞こえますけど、それってこの物語を語る上での前提条件なんだから仕方ないよね?って思ったりもします。それは別に大人が死んでも同じワケで。生きている以上、死というものは必ず存在するわけで、ある意味非情な『運命』というものに巻き込まれて行った主人公達は、それでもその運命に逃げずに立ち向かって行ったし、大人も力及ばずながらも積極的に子供たちを見守ってサポートしていった、ってところが肝だと思うんですけどね。まぁそれはわかってるんだとは思うんですけど、なんか途中から変な方向に回り始めたというか。
最終話は今度の土曜の予定ですけど、どういう終わり方になるのかってのはWikipediaとかで見ちゃったのでちょっとアレですねw。まぁそこまでに行く過程が重要だと思うので、一応期待して待ってみようと思います。


最後に個人的に好きなキャラランキング!まぁ基本的には全員キャラは好きなんですけど、あえて順番を付けるとこんな感じです。
男性陣
 ダイチ、モジ、ウシロ、カンジ>ワク、キリエ>コダマ>カコ
女性陣
 マチ、ナカマ>マキ、コモ、アンコ、カナ>チズ
カコとチズは可哀想だなぁって思ったキャラですね。ウシロとマチは最後の方にならないと良さが出てこないキャラですよね。
大人版はとりあえずナシでw。ああそれと、コエムシの扱いがアニメ版だと酷いんですよねw。原作だとコエムシも最後の最後でいいキャラだってのがわかるんですけど…