ユニクロと柳井正しか残らなかった

久々にはてブのトップページを見たら、やまもといちろうさんのブログが載ってたので久しぶりに覗いてみた。
ユニクロといい、ワタミといい: やまもといちろうBLOG(ブログ)


ああ、これはもっともだなぁ、と。ちょっと前に別のニュースでも同様の話を読んだのですが、どこかわからなかったので適当にググった東洋経済オンラインのこちらの記事、ユニクロ社員が不幸になる”合理的な”理由が似ていたのでリンクを貼らせていただく。
別のニュースでも書いてあったが、本当に社員さんは大変らしい。実際はどうなのか、ユニクロ自体がデータを取ってれば判明すると思うんですけど、もしあったとしても公表はしないでしょうね。ああでも柳井さんなら公表しそうだな。
とにかく社員のうち、離職率が5割ほどで、しかも『10年内離職率は8割を超すと推測できる』(上記の東洋経済オンラインの記事抜粋)とか、どう考えてもまともじゃない。
また同記事では『ユニクロプロスポーツチームのような会社?』とも書いているが、まさしくそんな感じだろう。いや、プロスポーツのほうがまだマシかもしれない。必死に仕事をこなし念願かなって店長になったとしても名ばかり店長で、当然残業代もつかないし、やらなきゃいけないことが多すぎて月の業務時間は300時間以上はザラだとか、そうやって頑張ってきても業績が上がらなければ責任を取って『辞める』か『辞めさせられる(ように仕向けられる)』わけでしょ(または降格か)。そこにはユメもキボーも全くないような気がするんですよね。


完全実力主義でもいいとは思うんですよ。でも人間ってそんなに丈夫にできてはいないよ?まっとうな会社なら、離職率が高いこと=悪いことと、と捉えて何らかの対策を講じるのが普通でしょ。
でもユニクロはそうじゃない。悪いのは全てお前だ、と切り捨てる。どう考えてもまともな会社とは言えないですよね?って考える自分の感覚がちょっと(かなり?)ずれてるのかな。


で極め付きは、これ。朝日新聞ですけど。ユニクロ柳井氏、2年連続日本一の富豪 米経済誌番付
どうしてこんな富豪になったのか?そこには何百人と辞めていった社員の(悪く言うと無駄な)努力のおかげですよね。
優良な会社は、優良な人材には手厚く施しを行うものだと思うんですよね。そうやって会社を大きくしていくものだと思うのですが。でもユニクロにはそれがない。一度ミスすれば終わり。そんな「賭博黙示録カイジ」の「鉄骨渡り」のような、そんな一か八かみたいな賭けをしてまでその会社に入りたい(残りたい)とは、自分だったら思わないですね。
そんな会社(の社長)が祭り上げられていい気になってる、ってのがちょっと信じられない今日このごろなのでした。