「電波女と青春男」のちょっと「キモチワル良さ」みたいなものについて語ってみる

以前こんな感じでこの作品について語ってましたが、なんか回を追うごとに面白くナテルー!!なんなんだろう、この感覚。確かに作画はスゴいってのはあるんですけど、始めはなんだそれだけかよー、しかも電波女とかキモイしとか思ってたんですけどね。マコトもなんかウザったかったりしたし。女々さんもか。リュウシさんもなんか微妙な感じだったしなー。
>>「リュウコやっちゅーに」
前川さんくらいかなぁ、なんか割とマトモ?(でもないけど)な意見を言ってた人って。
でも続けて観てるうちに、あれ?なんだこの「キモチワル良さ」は?みたいな感じになっていったんですね。それってなんだろう?エリオの電波が抜け始めてから、少しづつ普通の日常に戻っていったっていうか。なんか明らかに違うんですよね。1,2話(3話もか?)とそれ以降って。
マコトは相変わらず青春男だけど、女々さんがなんか普通にエリオと接し始めてきたところがスゴイ。女々さんってなんかすんごいポジティブシンキングな人(に見える)っぽいんですよね。マコトがエリオの毒消しをしてくれたおかげで、なんかエリオと普通の?親子として受け入れられた、みたいな。んでそれが、実は女々さんはエリオだけじゃなく周りの人間関係全てに対してそうなんですよね。リュウシさんとの絡みはあんまりないけど(でもマコトとの関係を楽しんでたりするし)、前川さんにも、山本さん(仮)や田村さんに対してもおんなじなんですよね。普通に辛いことがあったり悲しいことがあったり怒ったりー、ってのがあるハズなんですけど、それがあんまりない。まぁわざと見せないようにしているんだとは思うんですけど、そこが割と気持ちイイ部分だったりするんですよね。悩んでるのは自分達だけじゃないんだよー、とか、あなたはそのままでもいいんですよー、とか微妙な青臭い感じでなんとなく心癒されてたりするのかもしれません。
で、結局この作品のキモは何か、と考えてみたんですが、単純な青春アニメなんだなぁってことですかねぇ。「青春男」っていうか「青春男女」って感じかな。青春ポイントって感じでメインがマコトだけにスポットが当たってる部分があるんですけど、結局はリュウシさんだって青春してるし、勿論エリオも青春し始めてるし、女々さんや前川さんや花沢さん、中島くんや山本さん(仮)も、はては田村さんに至るまで、なんか全員人生を謳歌してるなーって感じがなんか微妙に小っ恥ずかしい感じもあり、それがまた逆に地良い部分であったりするところがいいところなのかな、と個人的に勝手に思ったりしています。


TBSでは明日深夜に一挙2話連続放送で最後ってことになるんですが、なんかどんな感じに青春を締めくくってくれるのか、いや別に締めくくってくれなくてもいいんだけど、どんなふうな感じに未来を見せてくれるのか、そのへんを楽しみしている今日このごろです。