Desireで繋がらないわけがわかった!!

えーっと、1年くらい前から不思議に思ってたんですけど、自分は海外版HTC Desire(SIMフリー版)を使ってて、回線はb-mobileさんと契約してるんですね。始めはU300で、その後Fair、1GB定額とずーっとb-mobileさんとお付き合いしてるんですが、なぜかFOMAエリアに該当するハズなのに何故か通信が出来ない。1年前に本栖湖にキャンプに行った時に全然繋がらなくて、こないだのANOHANA FESで秩父ミューズパークに行った時も入り口入ってちょっと経ってから繋がらなくなって。おっかしいなー、ドコモの通話エリアに該当してるハズなんだけど・・・ってことで、悶々と悩んでた日々を過ごしていたのですが、意を決してb-mobileさんに問い合わせてみました。なぜFOMAエリア内なのに通信できない状態が発生するのか?と。
答えは結構あっけないもんで、言われてみれば、ああなるほどなー確かにそりゃそうだわ、って簡単に思えることだったんですけどね。実は自分が入手したDesire(A8181)はドコモが提供している800MHz(FOMAプラス)帯は通信できない仕様だったのです!ガーン!/(^o^)\ナンテコッタイ…
詳しい仕様はアメリカのWikipediaに載ってますけど、ヨーロッパ・アジア向け端末は900/2100 MHz帯域しか使えないんですね。2100MHzのほうは、既存のFOMA通信エリアってことで問題なく使用できるんですが、800MHz帯は使用できない・・・。分かる人はわかると思うんですが、周波数が低いほうが、高い方と比べるとより遠くまで電波が届くし、ビルの中とかでも比較的電波が入りやすいんですね。で、FOMAサービスが始まった当初は2100MHz帯域で運用してたんですが、いろいろ帯域が狭まってきたりして、元々MOVAで使っていた800Mhz帯を止めて、新しくFOMAプラスとして使用できるようにしたんですね。これは随分前から行われてたらしいです(確か)。国内製品は完全に800MHz/2.1GHz帯をカバーできるものしか売ってないんですが、海外版は日本の状況なんて知ったこっちゃねー、自分の周りの周波数帯域に合わせて販売するからな!ってことになってるようです。まぁ確かにそれはそうなんですけどね。。。この辺はいろいろややこしい問題があるらしく、端末供給側もいろいろなタイプを製造しなくてはならないので、大変っちゃ大変みたいですね。先のWikipediaの項目を見ると、同じDesireでもModel A8182とかA8183では使える周波数帯域が違ったりしてますよね。グローバルに展開してる企業だと、それに合わせてカスタマイズしなくちゃならないので結構大変なんじゃないかって気がします。ソフトバンク向けの旧iPhone4とかでも800MHz帯は使用できないんじゃないでしょうか(すみません、これは憶測です)。auから販売されるiPhone 4Sはどうなのかちょっとわからないですけど。少なくともソフトバンクのDesire X06HT/X06HTIIは800MHz帯はサポートされてないようです(もっとも、ソフトバンク自体が800MHz帯域を持ってないんで、当たり前っちゃ当たり前ですが)。今日調べててわかったこともあって、それなりに納得がいったのですが。2ch輸入携帯でプラスエリアとか見てると、ああなるほどなーって思わされました。


つーことで、情弱な自分はその辺りのことを全く知らずに今まで使い続けてきた、ってことですな。まぁ1年半近く前の話だったんで、そのへんの情報も少なかったとは思うんですが。どうりで職場のトイレとかでも使えないか、理由がわかってよかったです。
そうなると、やはり国内版のスマホauかドコモしかないんですが)を購入するしか、国内で広く使うことはできない、ってことですな。
ああ、ちなみに書くのを忘れましたが、先にも書きましたが800MHzの周波数はより遠くまで電波が届きやすいので、主に山間部とかで使用されることが多いんですね。なんで本栖湖とか秩父ミューズパークとかで使用出来なかった、ということだそうです。
※でもドコモのサービスエリアだと、秩父ミューズパークはFOMAエリアなんですよね・・・